このような悩みを解決します。
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は一発で冷凍機械の試験に合格し、現在もYouTubeで冷凍機械の動画を配信しています。
以下では動画でこの記事を紹介していますので、参考にしてください。
本記事のポイント!
- おすすめの勉強方法 3ステップで解説
- 準備期間と一日の勉強時間
誰でも効率的に勉強を進めて合格したいですよね。
特に、毎日忙しいので、効率的に、というのはとても大事な要素かと思います。
合格スレスレの勉強法は確かに勉強時間は少ないですが、不合格のリスクも高まるので、あまりおすすめしません。
以下の方法は、8割程度の正解率で合格できるような勉強法です。
もくじ
初心者でも再挑戦でも同じ勉強法でOK
こちらの勉強法は、冷凍機械の試験に初挑戦・再挑戦・仕事で経験がある、どんな人でも同じ方法でOKです。
なぜならこの勉強法は、過去問の傾向が毎年似ている試験と相性が良いからです。
過去問の傾向について知りたい方は、以下の記事を参照してください。
-
第三種冷凍機械責任者|過去問題集と試験の傾向
続きを見る
結局、どんなレベルの人でも、以下の勉強方法で進めていって大丈夫です。
それではどのように進めていけばいいか、具体的に解説していきます。
冷凍機械のテキストを用意する
まずは受験する冷凍機械責任者のテキストを用意します。
今回は第三種冷凍機械、三冷を受験することを想定し、以下の参考書と過去問を用意します。
ユーキャン|第三種冷凍機械責任者テキスト
参考書はこちらがおすすめです。
なぜなら、解説が丁寧なうえに挿絵も多く、しかも三冷に必要な知識量がちょうど載っているからです。
参考書については以下の記事でも詳しく紹介していますので、参考にしてください。
-
第三種冷凍機械のおすすめテキスト|初学者にも最適【三冷】
続きを見る
三冷の試験に合格するのが目的なら、これ以上の参考書は必要ありません。
続いておすすめの過去問題集を紹介します。
電気書院|過去問題集
冷凍機械の試験において、過去問題集を出版しているのは電気書院とオーム社のみです。
二つを比較すると、電気書院の過去問題集を購入した方が良いといえます。
電気書院の参考書の良い点は以下の通りです。
電気書院の参考書のポイント!
- 問題と解答の冊子を取り外して分けられる
問題と解答の冊子を分けられるので、問題を解いていて、わからない問題の解答をチラ見してしまったり、間違ってみてしまうようなことはありません。
今回紹介する勉強法では、わからない問題を明確にできる、ということがとても重要ですので、問題と解答がセパレートしている電気書院をお勧めします。
三冷|おすすめ勉強法【過去問を解きまくれ】
ここから本題である、冷凍機械の試験対策としてのおすすめの勉強法を紹介します。
シンプルに言うと、とにかく「過去問を解きまくる」ことが大事になります。
なぜなら、先ほども述べた通り、冷凍機械の試験は過去問と非常に類似した内容が出題されるからです。
具体的には、問1なら冷凍の原理に関する問題、問2は冷凍サイクル、などです。
なので、とにかく過去問に慣れるため、過去問をひたすら解くことが大切になります。
具体的には以下のように3つのステップで学習していきます。
おすすめ勉強法3ステップ
- テキスト1周
- 過去問3年3周
- 間違い直し
一つずつ解説していきます。
【ステップ1】 テキスト1周編
まずはユーキャンの参考書を最初から最後まで読み進めます。
このとき、読むペースとしては、1日1〜3章くらいのペースがいいですね。
なぜなら、ユーキャンの参考書は、保安管理技術30章、法令16章からなっているので、1ヶ月くらいで読み終わらせようとするとこのくらいがちょうど良いからです。
内容も、難解すぎて理解できない、ということは無いと思います。
この時、冷凍機械のYouTubeも併せて視聴してもらうと、さらに理解が深まります。
初めて冷凍機械に挑戦する人向けの動画がたくさん用意されていますし、10〜20分の内容ですので、気楽にみることができます。
テキストに入る前に動画を観る、もしくは、テキストを読んでわからないところを動画で補う、自分にあったスタイルで使ってもらえればと思います。
【ステップ2】 過去問3年3周編
ユーキャンの参考書を読み終えたら、あとはひたすら過去問を解いていきます。
今回紹介する方法では、以下のように解いていきます。
おすすめ勉強法3ステップ
- 問題ごとに3年分解いていく
- 全部解き終えたら3周する
順に見ていきいます。
問題ごとに3年分解く
普通、2021年の過去問に取りかかる場合、問1、問2・・・と、順番に解いていきますが、このやり方では、2021年の問1が終わったら、2020年の問1、2019年の問1、というように、問を基準に3年分解いていきます。
なぜなら、冷凍機械の試験は過去問の傾向が似ているため、問1を何年分も解くと、同じ内容の問題なので、記憶が定着しやすいからです。
なので、まずは問1を過去3年分、問2を3年分と、問ごとに順番に解いていきます。
全部解き終えたら3周する
次に、問ごとに問題を解いていき、それが全部解き終わったら、今度はそれをあと2回繰り返します。
1回問題を解いただけではまだまだ問題をしっかり解けるようにはなっていないため、しっかりと理解するために、合計3周します。
この時大切なのは、その問題をいつ解答し、正解だったのか、不正解だったのかを記録しておくことです。
解いた問題が自分にとって難しい問題なのか、もしくはもうしっかり理解していて復習する必要のない問題なのかを知ることで、効率的に勉強を進めていくことができます。
では、どのように記録していくかを紹介します。
学習の記録の付け方
例えば、2021年の問1から問題を解き始めたとします。
この表では、一番左側に問番号を、次に年度を、保安管理技術では「イロハニ」の4択なので、4つ書いておきます。
そして、4/1に問題を解いたらそこに日付を記入し、◯△×のいずれかを記入します。
このとき以下のルールで○△×を書いていきます。
記号のつけ方のルール
-
○:自信を持って解答し、正解
△:あいまいな知識だったけど、正解
×:不正解
上のルールに沿って、日付の横に記号を書いていきます。
こうすることで、全ての問題に対して、自分の理解度を詳細に把握することができます。
【ステップ3】間違い直し編
最後に、3年分解いて、それも3周したら、いくつかの問題で、”3回とも◯”になる問題が出てきます。以下のような場合ですね。
その問題を1週間後に改めて挑戦し、それでも正解なら、自分の中でしっかり理解できた問題として、今後解く必要はありません。
このように、問題を何度も解いて、三回連続で○がついたら1週間後に再度挑戦し、それでも正解になった問をどんどん増やしていきます。
最終ゴールは、8割の問題がクリアになることです。
もし最後に間違えてしまったら、まだ完全に理解できていない内容ですので、再度解くべき内容として残しておきます。
このように問題ごとに理解度の表をつけておくことで、効率的に過去問を解いていくことができます。
以上の勉強法で繰り返し過去問を解くことで、合格可能性が飛躍的に伸びてきます。
第三種冷凍機械受験の準備期間
勉強に必要な時間だけは、初学者と経験者では異なります。
めやすとして、1日1〜2時間の勉強ではこのくらいの期間を想定しています。
試験合格の準備期間
-
初学者:4-5ヶ月
経験者:3-4ヶ月
冷凍機械の試験は毎年11月第2週に実施されるので、初学者の方なら6-7月頃に勉強を開始、経験者なら7-8月頃スタートを切るとちょうど良いです。
1日1-2時間といっても、毎日できないと思いますので、一週間のうち5-6日くらい勉強して、残りを休憩期間として想定しています。これなら無理なく続けられると思います。
簡単な勉強法ではないけど、必ず効果がある
以上が冷凍機械のおすすめの勉強法でした。
これを読んだ方は、結構厳しい道のりなんだなーという印象を持った方も多いかと思います。
しかしこの方法は、試験後にすがすがしい気持ちで家路に帰ることのできる勉強法です。
試験1ヶ月前になって慌てて勉強をして、合格するかどうかわからないまま試験に挑んで、不安な気持ちで家に帰るより、しっかり準備して一発で合格する方が、人生の中の大事な時間も無駄にしません。メンタル的にも安定します。
準備期間を少し長いと感じるかもしれませんが、一発で合格すればトータルでは短い勉強時間なので、ぜひ取り組んでみてください。
もしわからない問題があれば、質問も受け付けていますので、お気軽に書き込みしてください。ユーチューブでも受け付けています。
今回は以上です。