冷凍機械

第三種冷凍機械のおすすめテキスト|初学者にも最適【三冷】

2022-03-10

お悩みぶたさん
第三種冷凍機械の試験を受けようと思っているんだけど、参考書は何を買えばいいのかな。 初めてでも理解しやすいテキストがいいわ。




参考書選びはとても大切です。


自分に合ったテキストを選ばないと、必要以上に合格までに時間を要したり、毎日の勉強が続かなく、そもそも試験まで継続できなくなったりしますよね。

ここで紹介するテキストについては、全て購入して内容を比較しましたので、自信をもって初学者にもやさしいテキストを紹介します。




本記事の信頼性

YouTubeでおすすめ参考書についての動画も公開していますので、興味があればご覧ください。

本記事の内容

本記事では、以下の出版社の参考書について特徴を解説し、そのテキストが向いている人を紹介していきます。

紹介するテキストの出版社

  1. ユーキャン
  2. ナツメ社
  3. オーム社
  4. 冷凍空調学会

ユーキャン | 第3種冷凍機械責任者合格テキスト&問題集

ユーキャンから出している参考書は、次のような方に向いています。


ユーキャンが向いている人

  1. 初めて試験に挑戦する人
  2. 理系の科目が苦手な人


とにかくわかりやすさを大事にして作られた印象の強い参考書です。

こちらは動画作成の時に参考にさせてもらっていますが、この参考書の良い点は以下の通りです。


おすすめの理由

  1. 図解が多い
  2. わかりやすい言葉で解説
  3. 情報量が3冷にちょうどよい

順番に解説していきます。


図解が多い

引用元 アマゾンの試し読みより

内容を見ればわかりますが、開いた時に半分くらいは絵なんじゃないかと言うくらい絵が多く使われています。


初学者にとって、イメージを掴むことが一番大切ですので、視覚的に入ってくる参考書はとても理解しやすいと思います。


わかりやすい言葉で解説

理系の人なら知ってるでしょ的な専門用語はあまり使用せず、わかりやすい言葉での解説を徹底している印象です。


逆に言えば、専門用語は冷凍機械で覚えるべき最低限にとどめているので、ここに出てきた内容は試験合格にはどれも大事な内容、と言えます。


情報量が多すぎない

あくまでも三冷の合格に特化した内容になっているので、それ以上の知識はほとんど書かれていません。


三冷以上を目指す人には少し物足りないかもしれませんが、初めて勉強する方や、とにかく三冷に合格したい人にはちょうど良い情報量となります。



ナツメ社 | トコトンわかりやすい!第3種冷凍機械責任者試験



ナツメ社の参考書が向いている人は以下のような方です。


ナツメ社が向いている人

  1. 二冷以上も視野にいれている人
  2. 仕事で冷凍機械の知識が必要な人

全部で400ページを超えますが、これを完璧にすれば、間違いなく合格することができます。

こちらの参考書のいいところは次の点です。


おすすめの理由

  1. 図解が多い
  2. 章ごとに練習問題がある
  3. 内容が充実している

順番に解説します。

図解が多い

引用元 アマゾンのサイトより

こちらもユーキャンの参考書と同じで、絵が多くてイメージしやすいです。

冷凍機械の理解しにくい内容を、ここまで絵を使って解説してくれている参考書は他にありません。

章ごとに練習問題があり理解度チェックができる

章の最後に大事な内容に関する練習問題が用意されており、理解度をチェックできます。

試験開始10分前とかにこちらの練習問題で最後のおさらいをするのもいいかと思います。

内容が充実していて辞書がわりになる

ナツメ社の参考書はとにかく情報量が多く、三冷を受験した後にも使えます

仕事などで冷凍機械に関係する仕事をしている方は、ちょっと調べたい時などにはとても使えます。

ただ、情報量が多すぎるため、三冷でここまでの知識を必要とするかな、と思うところもあります。

オーム社|ゼロから始める 3種冷凍試験



これは完全に理系の方向けに作られた参考書ですが、向いているのは以下の方です。


オーム社がおすすめの人

  1. 理系の知識を持っている人
  2. 冷凍機械をある程度知っている人
  3. とにかく最短で合格したい人



また、この参考書の特徴は以下のようなものがあります。


特徴

  1. 情報が最低限で無駄がない
  2. 例題が載っていて大切なポイントがわかる

くわしく見ていきます。

情報が最低限で無駄がない

引用元 アマゾンのサイトより

三冷試験で出題される最低限の内容を載せているので、無駄がありません。

少し淡白な感じの参考書ですが、理系の知識がある人であれば読み進められ、短時間で合格に近づくことができます。

絵も割と入っているので、基礎ができている人には理解するには問題ないレベルです。



過去問が載っていて大切なポイントがわかる

章の最後には例題が載っており、どこが大切なのかがわかるようになっています。

例題の内容を理解できるように読み進めていくことがポイントになります。

ただし、例題の解説は少なめなので、やはりある程度知識のある方向けになるかと思います。



その他の参考書

以上が主な参考書ですが、他にも次のようなものもあります。

冷凍空調学会|初級 冷凍受験テキスト

これはいわゆる公式の参考書?のようなものです。

冷凍空調学会から出版されている初級 冷凍受験テキストは、この内容以外からの出題はないと言われています。

こちらの参考書を全て網羅できれば、必ず合格できますが、以下が特徴です。


特徴

  1. 小さくて持ち運びに便利
  2. 無駄な内容がない
  3. 解説が少なく知識のある人向け



解説が少ないので、これだけで理解して学習を進めていくには効率はよくありません。

章の最後にチェックポイントとなる問題もないので、どこが大切なのかもこの参考書だけではわかりません

全体としてはあまりおすすめしません。値段もこの中で一番高いですし。

オーム社|わかりやすい 冷凍の理論

こちらは受験対策ではなく、冷凍機械についての知識をつけるためのテキストになります。

以下のような特徴があります。


特徴

  1. 冷凍機の各部品を解説
  2. 冷凍の原理を詳しく解説
  3. 冷凍機の若手設計者向け



こちらは今まで紹介してきた参考書と違い、冷凍機の運転、運用についての情報が分かりやすく書いてあります。

冷凍機を設計する若手エンジニアに向いています


おすすめNo.1

以上より、いろいろな参考書を見てきましたが、この中で個人的におすすめな参考書はこちらです。

やはり解説が丁寧で、情報量もちょうどいいところが決め手です。さすがユーキャンといったところです。

 

ナツメ社の参考書は、冷凍機械を専門で仕事にする人にとっては頼もしい一冊ですが、試験を受ける、それも三冷のみとなると情報量が多すぎる印象です。

やはり、ユーキャンの参考書がバランスが取れていて、効率よく学習を進めることができます。

まとめ

今回はおすすめの参考書について解説しました。

ぜひ自分に合った参考書を手に入れて、合格を掴んでください。

お役に立てば幸いです。

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機械系エンジニア 【経歴】都内の国立大(修士)▶︎一部上場企業▶︎地元の中小企業 【保有資格】第一種冷凍機械責任・甲種危険物・その他 ●2児のパパ・最近ダイエット中